ニコンのフルサイズZは、同じ2450万画素の機種が4つ並んでいます。Z5IIC、Z5II、Zf、Z6IIIです。画素数が同じなので、違いは操作性、連写の続き方、ファインダー、記録メディアになります。高画素が欲しいならZ8とZ9です。どれも同じZマウントなので、レンズは共通です。
この記事では、現行のフルサイズ機を公表値で並べ、用途ごとにどれを選べばよいかを整理します。数値はニコンの仕様ページから集めたものです。
結論:用途別の選び方
| こんな人 | 選ぶカメラ | 理由 |
|---|---|---|
| フルサイズの入り口 | Z5II | 約700gでメカ14コマ/秒 |
| 軽さと自撮り・動画 | Z5IIC | ファインダーをなくして約620g |
| ダイヤルの操作が好き | Zf | クラシックな外観で中身は実用機 |
| 動きものを1台で | Z6III | 576万ドットのファインダーとCFexpress |
| 高画素と動体 | Z8 | 4571万画素で約910g |
| 仕事で長時間 | Z9 | 縦位置グリップ一体でバッテリーが長い |
フルサイズZを並べる
| 機種 | 有効画素 | メカ連写 | RAW連続 | ファインダー | 記録メディア | 質量 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Z5IIC | 2450万 | 14コマ/秒 | 200枚 | なし | SD | 620g |
| Z5II | 2450万 | 14コマ/秒 | 166枚 | 369万ドット | SD | 700g |
| Zf | 2450万 | 14コマ/秒 | 186枚 | 369万ドット | SD | 710g |
| Z6III | 2450万 | 14コマ/秒 | 1000枚 | 576万ドット | CFexpress+SD | 760g |
| Z8 | 4571万 | なし(電子20コマ/秒) | 81枚 | 369万ドット | CFexpress+SD | 910g |
| Z9 | 4571万 | なし(電子20コマ/秒) | 79枚 | 369万ドット | CFexpress×2 | 1,340g |
どこで差が出るか
同じ2450万画素で、何が違うのか
Z5II、Zf、Z6IIIは有効画素が同じです。写りの基本は近いので、選ぶ基準は「どう撮るか」になります。
- Z5II:手頃に、バランスよく。
- Zf:ダイヤルで操作したい人向け。
- Z6III:ファインダーが576万ドットで、RAW連続撮影は1000枚。動きものをまとめて撮るならここです。
ファインダー:Z5IICはなし
Z5IICはファインダーをなくして軽くした機種です。背面モニターを見て撮る人、自撮りや動画が中心の人に向きます。望遠を構えて撮るなら、ファインダーのある機種のほうが安定します。
記録メディア:CFexpressを使うか
Z5II、Zf、Z5IICはSD系のカードで使えます。Z6III以上はCFexpressのスロットがあり、連写や高ビットレートの動画に向きます。カード代も予算に入れて考えてください。
高画素:Z8とZ9
4571万画素は、風景の細部やトリミングの余裕で差が出ます。望遠でDXクロップしても約1900万画素残るので、飛行機や野鳥でも役に立ちます。Z8とZ9はメカシャッターがなく、電子シャッターだけで撮ります。
1機種ずつ見る
Z5II:迷ったらここから
2450万画素のフルサイズ機で、メカ14コマ/秒の連写とバリアングルの背面モニターを備えます。入門機という位置づけですが、AFの実力は入門機の枠を大きく超えています。レンズはNikon Z5IIにおすすめのレンズにまとめました(Z6IIIとの比較、EOS R8との比較、α7 IVとの比較)。
Z5IIC:ファインダーのない軽いフルサイズ
2026年10月に発売された、Z5IIのファインダーをなくした機種です。約620gで、Z5IIより80g軽くなります。レンズはZ5IICにおすすめのレンズにまとめました(Z5IIとの比較)。
Zf:ダイヤルで撮るカメラ
クラシックな外観で、シャッター速度やISOをダイヤルで操作できます。中身は2450万画素、ボディ内手ブレ補正つきの実用機です。レンズはZfにおすすめのレンズにまとめました(Z6IIIとの比較、Z5IIとの比較)。
Z6III:動きものを1台で
576万ドットのファインダーと、CFexpressとSDのダブルスロットを備えます。RAW連続撮影は1000枚まで続きます。飛行機や野鳥、スポーツを撮るならここが基準です。レンズはZ6IIIにおすすめのレンズにまとめました(EOS R6 Mark IIIとの比較、α7 Vとの比較)。
Z8:高画素と動体の両立
4571万画素で、電子シャッターの連写に対応します。約910gあります。レンズはZ8におすすめのレンズにまとめました(EOS R5 Mark IIとの比較、α1 IIとの比較)。
Z9:仕事で使い続ける
Z8と同じ4571万画素で、縦位置グリップが一体になったボディです。約1,340gと重い代わりに、撮影可能枚数は約770枚で、Z8の約2倍です。一日中撮り続ける仕事の現場に向きます(EOS R1との比較)。
APS-CのZも見ておく
望遠は焦点距離が1.5倍相当になり、本体もレンズも小さくまとまります。
レンズはZ50II・Z fcにおすすめのレンズにまとめました(Z50IIとZ fcの比較、Z50IIとZ30の比較)。
よくある質問
Z5IIとZ6III、どちらを買うべきですか
動きものを連写でまとめて撮るならZ6IIIです。ふだんの写真が中心なら、同じ2450万画素のZ5IIで十分です。差額でレンズを1本足す考え方もあります(比較ページ)。
望遠レンズはどれを選べばよいですか
手持ちなら100-400mm、遠くを狙うなら180-600mm、明るさを取るなら2026年11月発売予定の120-300mm f/2.8という並びです。違いはニコンZの望遠ズームの選び方にまとめました。
キヤノンやソニーと比べるとどうですか
レンズの本数や超望遠の構成は、Canon と Nikon の違いとSony と Nikon の違いにまとめました。
買うならいつがいいですか
ニコンのキャッシュバックは、2025年は10月24日に始まりました。2026年は秋のキャンペーンが10月13日で購入期間を終え、次のキャンペーンはまだ発表されていません。状況はカメラのキャッシュバック2026年冬にまとめています。



