結論:どちらを選ぶか
風景や物撮りで細部まで残したいならZ9、スポーツ・鉄道・飛行機・野鳥など動くものを撮る、毎日持ち歩く・旅行に持っていくならEOS R1という分かれ方になります。
Z9 が有利な点
- 画素数が多い(4571万画素/2420万画素)。大きく伸ばす、あとから切り出す余地がある
EOS R1 が有利な点
- 電子シャッターの連写が速い(40コマ/秒/20コマ/秒)
- 軽い(1115g/1340g、差は225g)
- 1回の充電で撮れる枚数が多い(1330枚/770枚)
- より速いシャッターが切れる(1/64000秒/1/32000秒)。明るいレンズを開放で使いやすい
- 常用ISOの上限が高い(ISO102400/ISO25600)
- ファインダーが高精細(944万ドット/369万ドット)
- ファインダーが大きく見える(0.9倍/0.8倍)
- カードスロットが2つあり、同時に書き込んで保険をかけられる
それぞれの特徴
Z9
Nikonのフルサイズカメラ(Zマウント)です。有効画素数は約4571万画素、連写は最高20コマ/秒、動画は7680×4320まで記録できます。質量は約1340gです。
Nikonのフラッグシップです。説明の中心はAFで、静止画・動画とも9種類の被写体を検出でき、これは世界最多だとしています。測距エリアの形を自分で決められる135種類のカスタムワイドエリアAF、一眼レフで評価されていた3D-トラッキングをZシリーズで初めて載せた点も挙げています。オートキャプチャーでは飛行機も検出条件に選べます。
- 1回の充電で770枚。フルサイズのカメラの中では持つほう。
- 画素数は4571万画素で、フルサイズのカメラの中では多い部類。
- 質量1340gは、フルサイズのカメラの中では重い部類。
- RAWで79枚続けて撮れる。フルサイズのカメラの中では少なめ。
EOS R1
Canonのフルサイズカメラ(RFマウント)です。有効画素数は約2420万画素、連写は最高40コマ/秒。質量は約1115gです。
Canonがフラッグシップと位置づける機種です。動く被写体を追うことを前面に出していて、電子シャッターでの40コマ/秒、連写中も画面が途切れないブラックアウトフリー表示、シャッターを押す前の最大20コマまでさかのぼって記録できるプリ連続撮影を挙げています。ファインダーは0.64型・約944万ドット・倍率0.9倍で、EOSでいちばん見やすいものだとしています。
- 1回の充電で1330枚。フルサイズのカメラの中では持つほう。
- ファインダーは944万ドットで、フルサイズのカメラの中では高精細。
- 連写は最高40コマ/秒で、フルサイズのカメラの中では速い部類。
- RAWで1000枚続けて撮れる。フルサイズのカメラの中では多い部類。
- カードスロットが2つある。
2つ目の段落は、メーカーが公式サイトで挙げている特長を当サイトが読んで要約したものです(引用ではありません)。箇条書きは、メーカーが公表している仕様の数値を、当サイトが収録している同じクラスの製品と比べたものです。
外観とサイズ
| Z9 | EOS R1 | |
|---|---|---|
| ファインダー解像度 | 369万ドット | 944万ドット ✓ |
| ファインダー倍率 | 0.8倍 | 0.9倍 ✓ |
| 背面モニター | チルト式8cm/3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) | 3.2型 TFT式カラー液晶モニター |
| モニター解像度 | 210万ドット | 210万ドット |
| 記録メディア | CFexpress カード(Type B)、XQDカード | カード1:CFexpressメモリーカード / カード2:CFexpressメモリーカ… |
| 撮影可能枚数 | 770枚 | 1330枚 ✓ |
| 幅 | 149mm ✓ | 157.6mm |
| 高さ | 149.5mm | 149.5mm |
| 奥行き | 90.5mm | 87.3mm ✓ |
| 質量(バッテリー・カード込み) | 1340g | 1115g ✓ |
EOS R1のほうが225g軽く、外形寸法の差は最大でも8.6mmです、一日持ち歩くと差が出ます。
性能
| Z9 | EOS R1 | |
|---|---|---|
| センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
| センサー寸法 | 35.9×23.9mm | 36×24mm |
| センサー形式 | CMOSセンサー | フルサイズ裏面照射積層CMOSセンサー |
| 有効画素数 | 4571万画素 ✓ | 2420万画素 |
| 常用ISO感度 | ISO 64 - 25600 | ISO 100 - 102400 |
| 拡張ISO感度 | ISO 32 - 102400 | ISO 50 - 409600 |
| AF方式 | ハイブリッドAF(位相差AF/コントラストAF) | デュアルピクセルCMOS AF |
| 測距エリア分割数 | — | 1053分割 |
| フォーカスポイント数 | 493点 | — |
| 低輝度限界 | -7EV | -7.5EV ✓ |
| 連写(メカシャッター) | — | 12コマ/秒 |
| 連写(電子シャッター) | 20コマ/秒 | 40コマ/秒 ✓ |
| 連続撮影可能枚数(RAW)※測り方が違うため優劣なし | 79枚 | 1000枚 |
| 最高シャッター速度 | 1/32000秒 | 1/64000秒 |
| 最高記録画質 | 7680×4320 | — |
| 記録色深度 | 10bit | — |
ここで比べているのは、メーカーが公表している数値だけです。写りや操作感、レンズの選択肢、値段の動きは含みません。決めきれないときは、店頭で実機を握ってみてください。持ったときの感触とメニューの相性は、数値に出ません。
発売日と出典
- Z9:2021年12月24日発売/Nikon公式の製品情報(2026-09-20 確認)/特長のページ(2026-09-20 確認)
- EOS R1:2024年11月発売/Canon公式の製品情報(2026-09-20 確認)/特長のページ(2026-09-20 確認)