ソニーのフルサイズαは機種が多く、名前も似ています。整理するときは、α7(標準)、α7C(小型)、α7R(高画素)、α9(速さ)、α1(全部入り)という5つの系統で考えると分かりやすくなります。どれも同じEマウントなので、レンズは共通です。
この記事では、現行のフルサイズ機を公表値で並べ、用途ごとにどれを選べばよいかを整理します。数値はソニーの仕様ページから集めたものです。
結論:用途別の選び方
| こんな人 | 選ぶカメラ | 理由 |
|---|---|---|
| 迷ったら | α7 V | 3300万画素、7.5段の補正、電子30コマ/秒 |
| 予算を抑える | α7 IV | 同じ3300万画素の1世代前 |
| 小さく軽く | α7C II | 約514gで3300万画素 |
| 解像を最優先 | α7R VI | 6680万画素、8.5段の補正 |
| 動体を仕事で | α1 II/α9 III | 高画素と連写を両立/グローバルシャッター |
| 動画が中心 | VLOGCAM ZV-E1 | 約483gの動画向けフルサイズ |
フルサイズαを並べる
| 機種 | 有効画素 | ボディ内補正 | 連写(メカ/電子) | ファインダー | 質量 |
|---|---|---|---|---|---|
| α7C II | 3300万 | 7.0段 | 10/—コマ/秒 | 236万ドット | 514g |
| α7 IV | 3300万 | 5.5段 | 10/—コマ/秒 | 369万ドット | 658g |
| α7 V | 3300万 | 7.5段 | 10/30コマ/秒 | 369万ドット | 695g |
| α7CR | 6100万 | 7.0段 | 8/—コマ/秒 | 236万ドット | 515g |
| α7R V | 6100万 | 8.0段 | 10/—コマ/秒 | 944万ドット | 723g |
| α7R VI | 6680万 | 8.5段 | 10/30コマ/秒 | 944万ドット | 713g |
| α9 III | 2460万 | 8.0段 | 電子のみ | 944万ドット | 703g |
| α1 II | 5010万 | 8.5段 | 10/30コマ/秒 | 944万ドット | 743g |
どこで差が出るか
画素数:3300万が標準、6000万台が高画素
α7系とα7C系の3300万画素は、トリミングの余裕と扱いやすさのバランスが取れた数字です。α7R系の6000万画素台は風景や商品の細部で差が出ますが、1枚のデータは大きくなり、手ブレも目立ちやすくなります。大きくプリントするか、切り抜いて使うことが多い人が選ぶ機種です。APS-Cクロップでも高い画素数が残るので、望遠を伸ばす使い方もできます。
手ブレ補正:世代で差が大きい
α7 IVは5.5段、α7 Vは7.5段です。同じ3300万画素でも、手持ちで使えるシャッター速度に差が出ます。段数の読み方は手ブレ補正の「段数」とはにまとめました。
連写:電子シャッターの歪みに気をつける
α7 Vやα7R VIの電子シャッターは30コマ/秒に対応します。読み出しの速い積層型のセンサーを使っているので、動きものを撮りやすくなっています。α9 IIIは全画素を同時に読み出すグローバルシャッターで、電子シャッターでも原理的に歪みません。動きものの撮り方は航空祭の撮影設定で詳しく説明しています。
ファインダー:小型機は236万ドット
α7C系は小さくするために、ファインダーが236万ドット、倍率0.7倍です。α7 IVとα7 Vは369万ドット、α7R系と上位機は944万ドットです。ピントを目で確かめる撮り方が多いなら、店頭でのぞいて比べてください。
1機種ずつ見る
α7 V:いまの標準機
3300万画素で、7.5段の手ブレ補正と電子シャッター30コマ/秒を備えます。写真も動画も1台でこなしたい人の基準になる機種です。レンズはα7 Vにおすすめのレンズにまとめました(α7 IVとの比較、α7C IIとの比較)。
α7 IV:1世代前の定番
α7 Vと同じ3300万画素で、約658gとα7 Vより37g軽いカメラです。手ブレ補正の段数と電子シャッターの連写で差がありますが、ふだんの撮影で困ることは多くありません。レンズはα7 IVにおすすめのレンズにまとめました。
α7C II:小さなフルサイズ
約514gと軽く、3300万画素のセンサーを備えます。旅行や毎日の持ち歩きに向く機種です。同じ大きさの高画素版がα7CR(6100万画素)です。レンズはα7C IIにおすすめのレンズにまとめました(α7 IVとの比較)。
α7R VI:高画素の最新機
2026年6月に発売された6680万画素の機種です。8.5段の手ブレ補正と、電子シャッター30コマ/秒を備えます。1世代前のα7R Vは6100万画素で、電子シャッターの連写に差があります(2機種の比較、EOS R5 Mark IIとの比較)。
α1 II:高画素と速さ
5010万画素で電子シャッター30コマ/秒、8.5段の手ブレ補正です。風景も動体も仕事で撮る人に向きます(α9 IIIとの比較)。
α9 III:グローバルシャッター
2460万画素で、全画素を同時に読み出すグローバルシャッターを積んでいます。動きの速い被写体でも形が歪まず、シャッター速度は最高1/80000秒です。スポーツや報道など、速さを最優先する人向けです。
VLOGCAM ZV-E1:動画向けのフルサイズ
約483gの小さなボディに1210万画素のセンサーを積んだ、動画向けの機種です。ファインダーはありません。動画のカメラの選び方は動画を撮るカメラの選び方にまとめました。
APS-Cのαも見ておく
望遠は焦点距離が1.5倍相当になり、本体もレンズも小さくまとまります。
| 機種 | 向いている人 | 質量 | レンズ記事 |
|---|---|---|---|
| ZV-E10 II | Vlogや動画が中心 | 377g | ZV-E10 IIのレンズ |
| α6400 | 小さくて手頃なファインダー付き | 403g | α6400・α6700のレンズ |
| α6700 | ボディ内補正つきのAPS-C | 493g |
よくある質問
α7 IVとα7 V、どちらを買うべきですか
手持ちの暗い場面や動きものが多いならα7 Vです。ふだんの写真が中心なら、α7 IVでも画素数は同じです。価格差でレンズを1本足す考え方もあります(比較ページ)。
キヤノンやニコンと比べるとどうですか
ソニーのEマウントは、SIGMAやTAMRONのレンズが多いのが強みです。詳しくはCanon と Sony の違いとSony と Nikon の違いにまとめました。同じクラスの比較は、EOS R6 Mark IIIとα7 Vの比較、Z6IIIとα7 Vの比較があります。
買うならいつがいいですか
ソニーの冬のキャッシュバックは、2025年は11月14日に始まりました。2026年はまだ発表されていません。状況はカメラのキャッシュバック2026年冬にまとめています。



