EOS R5 Mark IIは、4500万画素の解像と、電子シャッターで30コマ/秒の連写を1台に収めたカメラです。風景のように細部まで残したい撮影にも、野鳥や飛行機のような動体にも向きます。
そのぶん、どちらの方向に振るかでレンズがはっきり変わります。この記事では、R5 Mark IIに合うレンズを用途別に選び、本体込みの重さまで並べました。仕様の数値はメーカーの公表値です。
結論:目的別の1本
| やりたいこと | 選ぶレンズ | 質量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1本で広く使う | RF24-105mm F4 L IS USM | 700g | 105mmまでF4通し |
| 明るい標準ズーム | RF24-70mm F2.8 L IS USM | 900g | F2.8通し |
| 風景を広く | RF14-35mm F4 L IS USM | 540g | 14mmから |
| 野鳥・飛行機 | RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM | 1,370g | クロップで800mm相当 |
| 人物 | RF85mm F1.4 L VCM | 636g | F1.2より559g軽い |
| 接写 | RF100mm F2.8 L MACRO IS USM | 685g | 最大1.4倍 |
最初の1本は、RF24-105mm F4 L IS USMがいちばん潰しが利きます。明るさを優先するならRF24-70mm F2.8 Lです。
R5 Mark IIでレンズを選ぶ前に知っておきたいこと
4500万画素は、ブレもピントも目立ちやすい
同じセンサーサイズで画素が多いと、1画素あたりの大きさが小さくなります。2420万画素の機種と比べると、等倍で見たときのブレは約1.4倍になります。せっかくの解像を生かすなら、シャッター速度を少し速めに保ち、手ブレ補正付きのレンズかボディの補正と組み合わせるのが基本です。理由は航空祭の撮影設定で計算しています。
APS-Cクロップでも約1700万画素残る
RFレンズをAPS-Cクロップで使うと、焦点距離は1.6倍相当になります。4500万画素あるので、クロップしても約1700万画素残ります。つまりRF100-500mmが、1本で800mm相当まで届きます。超望遠を買い足す前に、クロップで足りるかどうかを試す価値があります。
記録メディアの速度も確かめる
カード1はCFexpressです。高画素で連写すると1枚あたりのデータが大きいので、動体を撮るならカードの書き込み速度と容量も一緒に見直してください。
標準ズーム:最初の1本
RF24-105mm F4 L IS USM:迷ったらこれ
24mmから105mmまでをF4通しでカバーするLレンズです。約700gで、ズームしても明るさが変わりません。R5 Mark IIと合わせて約1.45kgなので、旅行にも持ち出せる重さです。最短撮影距離は0.45mで、大きく寄りたいときはRF24-105mm F4-7.1 IS STMのほうが有利です(2本の比較)。
RF24-70mm F2.8 L IS USM:明るさを取る定番
全域F2.8の標準ズームで、約900gです。暗い室内や夕方でシャッター速度を稼げます。最短0.21mまで寄れて、最大0.3倍の撮影もできます。さらに明るいズームが欲しいなら、全域F2のRF28-70mm F2 L USM(約1,430g)があります(2本の比較)。
RF20-50mm F4 L IS USM PZ:写真と動画を軽く
2026年6月に発売された、20mmから始まるパワーズームのLレンズです。約420gと軽く、ズームしても全域F4を保ちます。動画を撮る人や、風景寄りの標準ズームが欲しい人に向きます。望遠側は50mmまでなので、人物を撮るなら別に中望遠が欲しくなります。
広角:風景と星空
RF14-35mm F4 L IS USM:風景の本命
14mmから35mmまでをカバーして約540gです。F4なので星空には少し暗いものの、風景を絞って撮るなら明るさは問題になりません。最短0.2mまで寄れて、最大0.38倍の撮影もできます。4500万画素で風景を撮る組み合わせとして、重さの負担が小さい1本です。風景の設定は風景写真の撮り方にまとめました。
RF15-35mm F2.8 L IS USM:星空と夜景も
全域F2.8で約840gです。F4より1段明るいので、星空や夜景で感度を半分にできます。さらに軽いRF16-28mm F2.8 IS STM(約445g)という選択肢もあります。星空向けのレンズは星空を撮る機材にまとめました。
望遠:動体を撮るなら
RF70-200mm F2.8 L IS USM Z:明るい望遠ズーム
全域F2.8の望遠ズームで、約1,115gです。最短0.49mまで寄れて、室内のスポーツや人物、発表会に向きます。軽さを優先するなら、RF70-200mm F4 L IS USM(約695g)があります。
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM:飛行機と野鳥の基本
100mmから500mmまでを約1,370gに収めたLレンズです。APS-Cクロップで800mm相当まで届くので、R5 Mark IIと組み合わせると望遠の幅が広がります。30コマ/秒の連写と合わせて、飛行機や野鳥を手持ちで追う組み合わせとして本命です。何ミリが必要かは飛行機撮影のレンズは何ミリ必要?で計算できます。
RF200-800mm F6.3-9 IS USM:800mmを1本で
800mmまで届くズームで、約2,060gです。望遠端はF9と暗いので晴れた日向きですが、R5 Mark IIの高画素と組み合わせると、さらにトリミングの余地があります。マウントごとの比較は超望遠レンズの比較にまとめました。
単焦点:解像とぼけを生かす
RF35mm F1.4 L VCM:標準域の1本
開放F1.4で約555gです。静止画でも動画でも使いやすい焦点距離で、スナップ、人物、室内まで広く対応します。手頃なRF35mm F1.8 MACRO IS STMとの違いは比較ページで確認できます。
RF85mm F1.4 L VCM:人物の本命
約636gの中望遠単焦点です。RF85mm F1.2 L USM(約1,195g)より559g軽いので、長い時間持ち歩く撮影に向きます(2本の比較)。人物向けの考え方はポートレートのレンズにまとめました。
RF100mm F2.8 L MACRO IS USM:等倍を超える接写
最大撮影倍率1.4倍のマクロレンズで、約685gです。4500万画素と組み合わせると、花や小物の細部まで残せます。手ブレ補正が入っているので、手持ちの接写でも使いやすいレンズです。
組み合わせ例(R5 Mark II本体込みの重さ)
| 目的 | レンズ | 合計の重さ |
|---|---|---|
| 風景 | RF14-35mm F4 L | 約1,286g |
| スナップ | RF35mm F1.4 L VCM | 約1,301g |
| 人物 | RF85mm F1.4 L VCM | 約1,382g |
| 旅行に1本 | RF24-105mm F4 L | 約1,446g |
| 何でも明るく | RF24-70mm F2.8 L | 約1,646g |
| 飛行機・野鳥 | RF100-500mm L | 約2,116g |
本体の質量は約746gです。望遠と標準の2本を同時に持つなら、合計で3kgを超えます。一日持てる重さかどうかは、店頭で実機を構えて確かめてください。
よくある質問
R5 Mark IIとR6 Mark III、レンズの選び方は違いますか
付けられるレンズは同じです。R5 Mark IIは4500万画素なので、クロップして望遠を伸ばす余裕があります。R6 Mark IIIは3250万画素で本体が47g軽くなります。違いは2機種の比較で確認できます。R6向けのレンズはR6 Mark II・Mark IIIのレンズ選びにまとめました。
EFレンズは使えますか
マウントアダプター(EF-EOS R)を使えば、EFレンズを付けられます。手持ちのEF望遠レンズを生かしたい人には、移行しやすい組み合わせです。
APS-C用のRF-Sレンズは使えますか
付きますが、自動でクロップされて約1700万画素相当になります。常用するならフルサイズ用のRFレンズを選んでください。
カメラ選びから迷っています
フルサイズのEOS Rの違いはEOS Rの選び方にまとめました。



