おすすめFILE 047

X-T5におすすめのレンズ:4020万画素に応える標準・望遠・単焦点

本記事はプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

X-T5は、富士フイルムのXマウントで写真に軸足を置いたカメラです。4020万画素のAPS-Cセンサー、7段のボディ内手ブレ補正、369万ドット・0.8倍のファインダー、UHS-II対応のダブルスロット、撮影可能枚数は約740枚。本体は約557gで、上位のX-H2より軽く仕上がっています。

レンズ選びで効いてくるのは、画素の細かさと7段の補正です。この記事では、その2点を踏まえて用途別に選びました。仕様の数値はメーカーの公表値です。

結論:目的別の1本

やりたいこと選ぶレンズ質量35mm判換算
標準ズームの基準XF16-55mmF2.8 R LM WR II410g約24-84mm
軽さと焦点域の両立XF16-80mmF4 R OIS WR440g約24-122mm
望遠を足すXF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR580g約107-457mm
人物を大きくぼかすXF56mmF1.2 R WR445g約85mm
身軽に持ち歩くXF27mmF2.8 R WR84g約41mm

1本目はXF16-55mmF2.8 II、そこにXF70-300mmを足すと、24mmから457mm相当までを防塵防滴でまかなえます。

X-T5でレンズを選ぶ前に知っておきたいこと

4020万画素は、レンズの解像を試す画素数

X-T5の画素の細かさは、フルサイズに当てはめると約9000万画素に相当します。トリミングの余裕は大きい一方で、レンズの差も等倍で見えやすくなります。古いレンズが写らないわけではありませんが、標準ズームだけでも設計の新しいもの(XF16-55mm II、XF16-50mm、XF16-80mm)にしておくと、画素数を素直に生かせます。

7段の手ブレ補正があるので、OISなしの単焦点も選べる

本体の補正が7段あるので、XF23mmF1.4やXF56mmF1.2のような補正のない単焦点でも手持ちで撮れます。OIS付きの望遠では、レンズとボディの補正が一緒に働きます。ただし補正は被写体の動きを止める機能ではないので、動く相手にはシャッター速度を確保してください(手ブレ補正の「段数」とは)。

防塵防滴でそろえるかどうか

X-T5は防塵防滴のボディです。レンズ名の「WR」が防塵防滴の目印で、そろえておくと雨や雪、砂ぼこりの中でも使えます。屋外で撮る時間が長い人ほど、この一致が効いてきます。

標準ズーム:どれを基準にするか

XF16-55mmF2.8 R LM WR II:写りを最優先

F2.8通しで24-84mm相当をカバーし、旧型から245g軽くなって約410g。X-T5と合わせても967gに収まります。開放から四隅まで解像が安定していて、4020万画素で等倍に拡大しても崩れません。防塵防滴で、常用レンズとしての完成度が高い1本です(旧型との比較)。

XF16-80mmF4 R OIS WR:F4で122mm相当まで

ズーム全域F4で、24-122mm相当を約440gでカバーします。F2.8より1段暗い代わりに、望遠側が大きく伸びるので、旅行や運動会のように1本で済ませたい場面に向きます。OIS付きで、ボディの補正と合わせると手持ちの夜景でも粘れます。

XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS:定番のキットレンズ

約310gで、望遠端でもF4を保ちます。長く定番だったレンズで、中古の数も多い1本です。X-T5と合わせて867gと軽く、まずはこれで始めて、足りないところを後から足すという進め方もできます。4020万画素で等倍鑑賞するなら、XF16-55mm IIとの差は出ます。

SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN:軽さ優先のF2.8

約290gと軽く、27-75mm相当をF2.8通しで撮れます。最短0.121mまで寄れて最大0.36倍の接写もできるので、テーブルの上の撮影にも強い1本です。防塵防滴ではないので、雨の日はボディの利点を生かせない点だけ覚えておいてください。

1本で済ませる:高倍率ズーム

XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR:27-206mm相当

防塵防滴の高倍率ズームで、約490g。旅行のようにレンズを替えられない場面で頼りになります。開放F値は暗めなので、屋内では明るい単焦点と組み合わせるのが現実的です。さらに焦点域を伸ばしたいなら、24-456mm相当まで1本でこなすSIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS(約615g)もあります。

望遠:どこまで届かせるか

XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR:最初の望遠

約580gで457mm相当まで届き、防塵防滴とOISを備えます。最短0.83mまで寄れて最大0.33倍と、望遠マクロのような使い方もできます。テレコンバーターに対応していて、1.4倍を付ければ640mm相当まで伸ばせます。X-T5と合わせて1,137gと、望遠としては軽い組み合わせです。

XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR:明るさで選ぶ望遠

76-213mm相当をF2.8通しでカバーする、Xマウントの大三元望遠です。約995gと重くなりますが、体育館や夕方のステージのように暗い場所で望遠が要る撮影では、F2.8の明るさが決め手になります。防塵防滴で、OISも強力です。

XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR:野鳥・飛行機に

152-609mm相当をカバーする超望遠ズームで、約1,375g。X-T5と合わせると1.9kg強になるので、長時間の手持ちは体力勝負ですが、Xマウントで動きものを本格的に撮るならここが出発点です。さらに遠くを狙うならXF150-600mmF5.6-8(229-914mm相当)もあります(2本の比較)。

XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR:914mm相当まで

約1,605gで914mm相当という到達距離は、フルサイズでは大砲級のレンズが必要になる領域です。開放F値は暗めなので晴れた日向きですが、警戒心の強い野鳥や、滑走路の遠い撮影地では代えがききません。三脚座があるので、一脚と組み合わせると楽になります。

広角:15mm相当から

XF10-24mmF4 R OIS WR:フィルターも使える超広角

15-36mm相当をF4通しでカバーし、約385g。防塵防滴でOIS付き、フィルター径は72mmです。最短0.24mまで寄れるので、手前を大きく入れた風景も作れます。X-T5と合わせて942gと、超広角としては軽い部類です。

SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN:F2.8で星空まで

15-27mm相当をF2.8通しでカバーして約260g。F4より1段明るいので、星空や夜景ではこちらが有利です。最短0.116mまで寄れるので、広角の寄りを生かした画も撮れます。軽さも魅力ですが、防塵防滴ではありません(TAMRON 11-20mmとの比較)。

単焦点:Xマウントの本領

XF23mmF1.4 R LM WR:35mm相当の常用単焦点

35mm相当をF1.4で撮れる、スナップの定番です。約375gで防塵防滴、最短0.19mまで寄れるので、寄りの1枚も撮れます。開放から解像し、背景は素直にぼけます。軽さと価格を優先するならXF23mmF2 R WR(約180g)という選択肢もあります。

XF33mmF1.4 R LM WR:50mm相当の標準

約360gで、50mm相当をF1.4で撮れる新しい設計の標準単焦点です。4020万画素でも隅まで解像が保たれ、室内や夜のスナップ、人物の全身から上半身までこなせます。1本だけ単焦点を選ぶなら、画角のクセがないこれが扱いやすいはずです。

XF56mmF1.2 R WR:人物の決定版

85mm相当でF1.2、約445g。開放では背景が大きくとろけ、少し離れた位置から人物を切り取れます。防塵防滴で、屋外の逆光でもコントラストが保たれます。ポートレートの考え方はポートレートのレンズにもまとめました。

XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro:等倍マクロ

等倍(1.0倍)まで寄れるマクロレンズで、約750g。122mm相当の中望遠としても使え、OISと防塵防滴を備えます。4020万画素で花や小物を撮ると、肉眼では見えない細部まで残ります。もっと軽く始めたいなら、45mm相当で等倍のXF30mmF2.8 R LM WR Macro(約195g)が手頃です。

XF27mmF2.8 R WR:84gのパンケーキ

約84gで、付けていることを忘れる薄さです。41mm相当は標準より少し広く、街歩きに向く画角。X-T5に付けても641gで、フィルムカメラのような構えで持ち歩けます。防塵防滴で絞りリングもあり、軽いだけのレンズではありません。

組み合わせ例(X-T5本体込みの重さ)

目的レンズ合計の重さ
身軽なスナップXF27mmF2.8約641g
標準の基本形XF16-55mmF2.8 II約967g
旅行に1本XF18-135mm約1,047g
風景の2本XF10-24mm + XF16-55mmF2.8 II約1,352g
標準+望遠XF16-55mmF2.8 II + XF70-300mm約1,547g

「標準+望遠」の2本が、X-T5の画素数と防塵防滴を生かしきれる基本形です。合計1.5kgで、24mmから457mm相当までカバーできます。

よくある質問

X-T5とX-T50、レンズ選びは変わりますか

画素数も補正の段数も同じなので、選ぶレンズは同じで構いません。違うのはファインダーと操作系、そして連写とバッテリーです。X-T5のほうが大きく重いぶん、XF16-55mmやXF50-140mmのような重いレンズでも構えが安定します(2機種の比較、X-S20・X-T50のレンズ選び)。

古いXFレンズは4020万画素で使えますか

使えます。ただし等倍で見ると、設計の新しいレンズとの差が分かりやすくなります。まず標準ズームを新しくして、次に使用頻度の高い単焦点を入れ替える、という順番が無駄になりません。

テレコンバーターは使えますか

XF1.4xとXF2xのテレコンバーターは、対応レンズ(XF50-140mm、XF70-300mm、XF100-400mmなど)に付けられます。XF70-300mmに1.4倍を付ければ640mm相当まで伸び、超望遠を買い足すより軽く済みます。

フルサイズに移る予定があるなら、どう考えればいいですか

Xマウントのレンズはフルサイズでは使えないので、将来を見込むなら本数を絞るのが無難です。逆に、APS-Cで完結させると決めれば、XF16-55mm IIとXF70-300mmの2本でフルサイズの半分ほどの重さに収まります。センサーサイズの違いはこちらにまとめています。