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EOS R7におすすめのレンズ:1.6倍と3250万画素を生かす望遠から、広角・単焦点まで

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EOS R7は、キヤノンのAPS-CのEOS Rの中で、動く被写体をいちばん本格的に撮れるカメラです。3250万画素のセンサー、メカシャッターで15コマ/秒・電子シャッターで30コマ/秒の連写、そしてボディ内手ブレ補正。撮影可能枚数は770枚と多く、カードスロットも2つあります。

APS-Cなので、レンズの焦点距離は約1.6倍の画角で写ります。400mmのレンズなら640mm相当です。この記事では、その「届く力」を生かす望遠を中心に、R7に合うレンズを用途別に選びました。仕様の数値はメーカーの公表値です。

結論:目的別の1本

やりたいこと選ぶレンズ質量35mm判換算
飛行機・野鳥を手軽にRF100-400mm F5.6-8 IS USM635g160-640mm
望遠の写りに妥協しないRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM1,370g160-800mm
1本で旅行も望遠もTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3620g約29-480mm
広い景色と建物TAMRON 11-20mm F/2.8335g約18-32mm
明るい標準ズームSIGMA 18-50mm F2.8 DC DN290g約29-80mm

本体の質量は約612g(メーカー公表値)です。望遠を1本だけ足すなら、RF100-400mmがいちばん失敗しにくい選択です。

R7でレンズを選ぶ前に知っておきたいこと

1.6倍で「遠く」が近くなる

同じレンズでも、フルサイズより約1.6倍大きく写ります。100-400mmは160-640mm相当、100-500mmなら160-800mm相当です。フルサイズで同じ画角を得ようとすると、600mm以上の大きく重いレンズが必要になります。R7が飛行機や野鳥、スポーツで選ばれるのは、この差が大きいからです。

3250万画素は、レンズの解像を試す画素数

R7の画素の細かさは、フルサイズに当てはめると約8500万画素に相当します。そのぶん、トリミングしても画素に余裕があり、遠くの被写体を切り出す使い方ができます。一方で、レンズの解像の差も写真に出やすくなります。等倍で見ることが多いなら、望遠はLレンズか、非Lでも解像に定評のあるレンズを選ぶと満足度が上がります。

ボディ内手ブレ補正があるので、補正のないレンズも選べる

R7は本体に手ブレ補正を持っています。レンズ名に「IS」が付かない明るい単焦点やサードパーティーのズームでも、手ブレを抑えられます。ISのあるレンズでは、レンズとボディの補正が一緒に働きます。本体に補正のないEOS R10やR50と比べると、選べるレンズの幅が広いのがR7の強みです(R7とR10の比較)。

望遠:R7を選ぶいちばんの理由

キットのRF-S18-150mmは240mm相当まで届きますが、飛行機や野鳥には短く感じる場面が出てきます。R7の連写と被写体検出を生かすなら、望遠レンズを1本足すのがいちばん効果的です。

RF100-400mm F5.6-8 IS USM:最初の1本(換算160-640mm)

フィルター径67mmの細身で、質量は約635g。400mm級とは思えない小ささで、R7に付けても1.3kgを切ります。非Lレンズとは思えない鋭さで、四隅まで解像が安定しているので、R7の高い画素数にも応えます。

一眼レフ時代の定番だったEF100-400mm Lと同じ焦点域で、R7に付ければ640mm相当まで届きます。流し撮り専用のモードはありませんが、流し撮りでも被写体の動きに合わせて補正が自然に働きます。望遠端F8は暗めですが、晴れた屋外なら問題になりません。夕方や曇りの日は、ISOが上がることを見込んでおいてください。

RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM:望遠の写りに妥協しない(換算160-800mm)

R7に付けると800mm相当まで届くLレンズです。約1,370gで、R7と合わせると約2kg。RF100-400mmの倍以上の重さですが、望遠端はF7.1とRF100-400mm(F8)より少し明るく、Lレンズらしい解像は、R7の画素の細かさを生かしきれます。300mm以上ではエクステンダーも使え、1.4倍を付ければ700mm、R7では約1,120mm相当になります。

R7は握りが深いので、このクラスの望遠を付けても構えが安定します。作例と撮影データはRF100-500mmのレビューにまとめています。RF100-400mmとの違いは比較ページをどうぞ。

RF200-800mm F6.3-9 IS USM:とにかく遠くへ(換算320-1280mm)

R7に付けると1,280mm相当という、ほかでは得にくい到達距離です。警戒心の強い野鳥や、滑走路の遠い撮影地で力を発揮します。ただし約2,060gと重く、R7と合わせると2.7kgほどになるので、長く構えるなら一脚が欲しくなります。望遠端はF9と暗く、晴れた日向きです。

軽さを優先するなら、絞りがF11で固定のRF800mm F11 IS STM(約1,260g)という選択肢もあります。RF100-500mmとの違いは比較ページにまとめました。

RF70-200mm F4 L IS USM:体育館や夕方にも(換算112-320mm)

ズーム全域F4で、約695gです。望遠側の長さは100-400mmに及びませんが、開放F値が1段以上明るいので、体育館の競技や夕方の撮影ではシャッター速度を稼げます。縮めた状態の全長が短く、バッグに収めやすいのも利点です。R7なら320mm相当まで届くので、運動会の校庭でも足りる場面が多くあります。

RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM:まず手頃に(換算88-336mm)

約270gの軽い望遠ズームで、R7に付ければ336mm相当まで届きます。運動会や公園の鳥なら、これで足りることも多いはずです。飛行機や遠くの野鳥で「届かない」と感じたら、RF100-400mmへ進むのが自然な順番です。

1本で済ませる:高倍率ズーム

RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM:キットの標準(換算約29-240mm)

R7のレンズキットに付く高倍率ズームで、約310gです。広角から中望遠までを1本でまかなえ、最短0.17mまで寄れるので、旅先の料理や小物も撮れます。R7と合わせても1kgを切るので、日常の持ち歩きにはこれ1本で十分です。

TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD:遠くまで1本で(換算約29-480mm)

R7に付けると480mm相当まで届く、16.7倍の高倍率ズームです。18mmから300mmまでどの焦点距離でも解像が安定していて、昔の高倍率ズームのように絞り込んだり広角側を避けたりする工夫が要りません。周辺減光も全域で少なく、望遠側でもAFは速く迷いません。

約620gで、広角側では最短15cmまで寄れます。気になる点は、18mmで水平線がわずかに曲がることくらいです。フィルター径67mmは、後で紹介するTAMRON 11-20mmと共通です。広角端を16mmまで広げたい人には、SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OSもあります(2本の比較)。

標準ズームを明るくする

キットのRF-S18-150mmは、望遠側でF6.3です。F2.8のズームにすると、室内や夕方でシャッター速度を2段以上稼げます。

SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN:軽さを保ってF2.8(換算約29-80mm)

約290gと軽く、キットと同じくらいの大きさでズーム全域F2.8を手に入れられます。最短0.121mまで寄れて、最大0.36倍の接写もできます。レンズに補正はありませんが、R7ならボディ内補正が効くので、暗い場所でも扱いやすい組み合わせです。

TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD:望遠側まで長く(換算約27-112mm)

F2.8通しのまま、112mm相当まで届く標準ズームです。レンズ内にも補正(VC)があり、R7の補正と組み合わせるとさらに安定します。約525gという数字ほどの重さを感じさせず、ズームリングの重さも絶妙です。

SIGMA 18-50mmより望遠側が長く、そのぶん大きく重くなります。2本の違いは比較ページをどうぞ。さらに明るさを求めるなら、ズーム全域F1.8のSIGMA 17-40mm F1.8 DC | Artもあります。

広角:16mm相当から

TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD:明るい広角ズーム(換算約18-32mm)

F2.8通しの広角ズームで、約335g。小型でキヤノンのボディにも見た目がなじみ、R7に付けても前が重くなりません。頭上にそびえるビルを地面ごと収めるような構図でも、四隅まで中央と大差なく解像し、歪みも気になりません。太陽が画面に入る逆光でも、フレアやゴーストが出にくいレンズです。

純正のRF-S10-18mm(F4.5-6.3)と比べると、明るさで大きく有利です。星空や夜景まで撮るなら、こちらを選んでください。同じF2.8で広角端が広いSIGMA 10-18mm F2.8 DC DNとの違いは比較ページにまとめています。

RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM:小ささで選ぶ(換算16-29mm)

約150g、しまえば全長約45mmの沈胴式で、バッグの中でほとんど場所を取りません。16mm相当の広さはキットでは撮れない画で、AFで14cmまで寄れるので、花に近づいて背景に空を大きく入れる撮り方もできます。弱点は開放F値の暗さで、暗い場所ではR7のボディ内補正と組み合わせて使うことになります。

単焦点:背景をぼかす、寄って撮る

RF50mm F1.8 STM:いちばん手軽な中望遠(換算80mm)

手のひらで隠れるほど小さく、約160gです。R7では80mm相当になり、人物の上半身や小物を背景ごとぼかして撮るのに向きます。開放F1.8ではピントを置いた部分がくっきりしたまま背景が柔らかくぼけ、F11まで絞れば画面の隅まで解像します。マニュアルフォーカスを使うには、カメラ側での設定が必要です。

RF85mm F2 MACRO IS STM:人物と接写を1本で(換算136mm)

R7では136mm相当の中望遠になり、少し離れた位置から人物を切り取れます。補正機構付きの単焦点としては小さく、約500gで片手に収まります。開放から四隅までくっきり解像し、最短0.35mまで寄れる0.5倍のハーフマクロとして、花や小物にも使えます。マクロ域では、側面のリミッターを近距離側に合わせるとピント合わせが速くなります。

SIGMA 56mm F1.4 DC DN:APS-C用の明るい中望遠(換算約90mm)

APS-C用に作られたF1.4の単焦点で、約285gです。RF85mm F2より1段明るく、軽く小さいので、人物をたくさん撮る人には扱いやすい1本です。レンズに補正はありませんが、R7ならボディ内補正が効きます。

組み合わせ例(R7本体込みの重さ)

目的レンズ合計の重さ
日常の持ち歩きRF-S18-150mm約922g
風景の旅RF-S10-18mm + RF-S18-150mm約1,072g
1本で旅行も望遠もTAMRON 18-300mm約1,232g
空港・野鳥を手軽にRF100-400mm + RF-S18-150mm約1,557g
空港・野鳥を本気でRF100-500mm + RF-S18-150mm約2,292g

おすすめは「空港・野鳥を手軽に」の組み合わせです。29mmから640mm相当までを2本、1.6kgを切る重さでまかなえます。飛行機撮影で必要な焦点距離は、飛行機撮影のレンズの選び方で撮影データから詳しく説明しています。

よくある質問

一眼レフ用のEFレンズは使えますか

キヤノン純正のマウントアダプター(EF-EOS R)を使えば、EF・EF-Sレンズを付けられます。一眼レフ時代の望遠ズームを持っているなら、R7に付けるだけで1.6倍の画角で使えます。

R7とR10、レンズ選びは変わりますか

付けられるレンズは同じです。違いは手ブレ補正で、本体に補正のないR10では、夜や望遠でIS付きのレンズを優先したほうが失敗が減ります。R7は補正があるうえに握りが深く、重い望遠でも構えが安定します(2機種の比較)。

フルサイズ用のRFレンズとRF-Sレンズ、どちらを選ぶべきですか

望遠はRF-Sの選択肢が210mmまでなので、100-400mm以上はフルサイズ用のRFレンズから選ぶことになります。広角と標準は、当面R7で使うなら小さく軽いRF-SやAPS-C用のレンズ、いずれフルサイズに移るならRFレンズ、と考えると無駄がありません。

飛行機を撮るときの設定は

シャッター速度は1/1000秒前後を基準に、ISOはオートで上限を決めておくのが出発点です。詳しくは飛行機撮影の設定の目安をどうぞ。