結論:どちらを選ぶか
風景や物撮りで細部まで残したい、明るいレンズを昼間に開放で使うならZ8、毎日持ち歩く・旅行に持っていく、スポーツ・鉄道・飛行機・野鳥など動くものを撮るならZ6IIIという分かれ方になります。
Z8 が有利な点
- 画素数が多い(4571万画素/2450万画素)。大きく伸ばす、あとから切り出す余地がある
- より速いシャッターが切れる(1/32000秒/1/16000秒)。明るいレンズを開放で使いやすい
- 動画の記録サイズが大きい(7680×4320/5376×3024)
- AFの測距点が多い(493点/273点)
Z6III が有利な点
- 軽い(760g/910g、差は150g)
- 連続して撮れる枚数が多い(RAWで1000枚/81枚)
- 常用ISOの上限が高い(ISO64000/ISO25600)
- 背面モニターが自由に動く(相手は上下に動く)。低い位置や自撮りで効く
- ボディが小さい(138.5×101.5×74mm/144×118.5×83mm)
- ファインダーが高精細(576万ドット/369万ドット)
それぞれの特徴
Z8
Nikonのフルサイズカメラ(Zマウント)です。有効画素数は約4571万画素、連写は最高20コマ/秒、動画は7680×4320まで記録できます。質量は約910gです。
Z9の性能を小さいボディに移した位置づけの機種です。Nikonは、縦横4軸チルト式のモニターで姿勢を選ばず構えられること、氷点下でも使える堅牢なボディ、ボディ内とレンズの補正を連動させる「シンクロVR」で最大6.0段の手ブレ補正を挙げています。ファームウェアで機能を足し続けている点も前面に出しています。
- 画素数は4571万画素で、フルサイズのカメラの中では多い部類。
- 質量910gは、フルサイズのカメラの中では重い部類。
- 1回の充電で370枚。フルサイズのカメラの中では短め。
- RAWで81枚続けて撮れる。フルサイズのカメラの中では少なめ。
Z6III
Nikonのフルサイズカメラ(Zマウント)です。有効画素数は約2450万画素、連写は最高20コマ/秒、動画は5376×3024まで記録できます。質量は約760gです。
世界初だとNikonが説明する「部分積層型CMOSセンサー」を積んだ機種です。最大約120コマ/秒のプリキャプチャー、動きを途切れずに表示するEVFが速さの中心。そのEVFは4000cd/m²・576万ドットで、ミラーレスでいちばん明るいとしています。動画は12bitの6K RAWと10bitの5.4K ProRes 422に対応し、フルHD 240pのスロー撮影もできます。
- RAWで1000枚続けて撮れる。フルサイズのカメラの中では多い部類。
- 質量760gは、フルサイズのカメラの中では重い部類。
2つ目の段落は、メーカーが公式サイトで挙げている特長を当サイトが読んで要約したものです(引用ではありません)。箇条書きは、メーカーが公表している仕様の数値を、当サイトが収録している同じクラスの製品と比べたものです。
外観とサイズ
| Z8 | Z6III | |
|---|---|---|
| ファインダー解像度 | 369万ドット | 576万ドット ✓ |
| ファインダー倍率 | 0.8倍 | 0.8倍 |
| 背面モニター | チルト式8cm/3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) | バリアングル式8cm/3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) |
| モニター解像度 | 210万ドット | 210万ドット |
| 記録メディア | CFexpressカード(Type B)、XQDカード、SDメモリーカード、SDHCメ… | CFexpressカード(Type B)、XQDカード、SDメモリーカード、SDHCメ… |
| 撮影可能枚数 | 370枚 | 410枚 ✓ |
| 幅 | 144mm | 138.5mm ✓ |
| 高さ | 118.5mm | 101.5mm ✓ |
| 奥行き | 83mm | 74mm ✓ |
| 質量(バッテリー・カード込み) | 910g | 760g ✓ |
Z6IIIのほうが150g軽く、外形寸法も最大17mm違います、一日持ち歩くと差が出ます。
性能
| Z8 | Z6III | |
|---|---|---|
| センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
| センサー寸法 | 35.9×23.9mm | 35.9×23.9mm |
| センサー形式 | CMOSセンサー | CMOSセンサー |
| 有効画素数 | 4571万画素 ✓ | 2450万画素 |
| 常用ISO感度 | ISO 64 - 25600 | ISO 100 - 64000 |
| 拡張ISO感度 | ISO 32 - 102400 | ISO 50 - 204800 |
| AF方式 | ハイブリッドAF(位相差AF/コントラストAF) | ハイブリッドAF(位相差AF/コントラストAF) |
| フォーカスポイント数 | 493点 ✓ | 273点 |
| 低輝度限界 | -7EV | -10EV ✓ |
| 連写(メカシャッター) | — | 14コマ/秒 |
| 連写(電子シャッター) | 20コマ/秒 | 20コマ/秒 |
| 連続撮影可能枚数(RAW) | 81枚 | 1000枚 ✓ |
| 最高シャッター速度 | 1/32000秒 | 1/16000秒 |
| 最高記録画質 | 7680×4320 | 5376×3024 |
| Log記録 | N-Log | N-Log |
| 記録色深度 | 10bit | 10bit |
ここで比べているのは、メーカーが公表している数値だけです。写りや操作感、レンズの選択肢、値段の動きは含みません。決めきれないときは、店頭で実機を握ってみてください。持ったときの感触とメニューの相性は、数値に出ません。
発売日と出典
- Z8:2023年5月26日発売/Nikon公式の製品情報(2026-09-20 確認)/特長のページ(2026-09-20 確認)
- Z6III:2024年7月12日発売/Nikon公式の製品情報(2026-09-20 確認)/特長のページ(2026-09-20 確認)