結論:どちらを選ぶか
室内や夜の撮影が多い、ファインダーやモニターの見やすさを重視するならα7S III、風景や物撮りで細部まで残したいならα7 IVという分かれ方になります。
α7S III が有利な点
- 常用ISOの上限が高い(ISO102400/ISO51200)
- ファインダーが高精細(943.7万ドット/368.6万ドット)
- ファインダーが大きく見える(0.9倍/0.78倍)
- 背面モニターが高精細(144万ドット/103.7万ドット)
α7 IV が有利な点
- 画素数が多い(3300万画素/1210万画素)。大きく伸ばす、あとから切り出す余地がある
それぞれの特徴
α7S III
Sonyのフルサイズカメラ(Eマウント)です。有効画素数は約1210万画素、連写は最高10コマ/秒、ボディ内手ブレ補正は5.5段、動画は3840×2160まで記録できます。質量は約699gです。
動画を主目的にしたα7Sシリーズの3代目で、画素数をあえて1210万画素に抑えています。読み出しは従来比で約2倍、ダイナミックレンジは15+ストップ。α7Sシリーズとして初めて像面位相差AFに対応し、撮像画面の約92%に759点の測距点を置いています。静止画の解像よりも、暗所と動画を優先する人向けです。
- ファインダーは943.7万ドットで、フルサイズのカメラの中では高精細。
- RAWで1000枚続けて撮れる。フルサイズのカメラの中では多い部類。
- 1回の充電で600枚。フルサイズのカメラの中では持つほう。
- 画素数は1210万画素で、フルサイズのカメラの中では少なめ。
α7 IV
Sonyのフルサイズカメラ(Eマウント)です。有効画素数は約3300万画素、連写は最高10コマ/秒、ボディ内手ブレ補正は5.5段、動画は3840×2160まで記録できます。質量は約658gです。
3300万画素の裏面照射型センサーに、α1やα7S IIIと同じ世代の画像処理エンジンを組み合わせた機種です。配線に銅を使って読み出しを速くし、Super 35mmでの4K 60p(4:2:2 10bit)記録に対応しました。常用ISOは100-51200。像面位相差の測距点をα7 IIIより増やし、AFの精度を上げたとしています。
- RAWで1000枚続けて撮れる。フルサイズのカメラの中では多い部類。
- 質量658gは、フルサイズのカメラの中では軽い部類。
- 連写は最高10コマ/秒で、フルサイズのカメラの中では控えめ。
- ボディ内手ブレ補正は5.5段で、フルサイズのカメラの中では控えめ。
2つ目の段落は、メーカーが公式サイトで挙げている特長を当サイトが読んで要約したものです(引用ではありません)。箇条書きは、メーカーが公表している仕様の数値を、当サイトが収録している同じクラスの製品と比べたものです。
外観とサイズ
| α7S III | α7 IV | |
|---|---|---|
| ファインダー解像度 | 943.7万ドット ✓ | 368.6万ドット |
| ファインダー倍率 | 0.9倍 ✓ | 0.78倍 |
| 背面モニター | 3.0型 TFT駆動 | 3.0型 TFT駆動 |
| モニター解像度 | 144万ドット ✓ | 103.7万ドット |
| 記録メディア | SLOT1:SD (UHS-I/II対応)カード、CFexpress Type Aカー… | SLOT1:SD (UHS-I/II対応)カード、CFexpress Type Aカー… |
| 撮影可能枚数 | 600枚 ✓ | 580枚 |
| 幅 | 128.9mm | 131.3mm |
| 高さ | 96.9mm | 96.4mm |
| 奥行き | 80.8mm | 79.8mm |
| 質量(バッテリー・カード込み) | 699g | 658g ✓ |
α7 IVのほうが41g軽く、外形寸法の差は最大でも2.4mmです。
性能
| α7S III | α7 IV | |
|---|---|---|
| センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
| センサー寸法 | 35.6×23.8mm | 35.9×23.9mm |
| センサー形式 | Exmor R CMOSセンサー | Exmor R CMOSセンサー |
| 有効画素数 | 1210万画素 | 3300万画素 ✓ |
| ボディ内手ブレ補正 | 5.5段 | 5.5段 |
| 常用ISO感度 | ISO 80 - 102400 | ISO 100 - 51200 |
| 拡張ISO感度 | ISO 40 - 409600 | ISO 50 - 204800 |
| AF方式 | ファストハイブリッドAF | ファストハイブリッドAF |
| フォーカスポイント数 | 759点 | 759点 |
| 低輝度限界 | -6EV ✓ | -4EV |
| 連写(メカシャッター) | 10コマ/秒 | 10コマ/秒 |
| 連続撮影可能枚数(RAW) | 1000枚 | 1000枚 |
| 最高シャッター速度 | 1/8000秒 | 1/8000秒 |
| 最高記録画質 | 3840×2160 | 3840×2160 |
| 記録色深度 | 4:2:0 10bit | 4:2:0 10bit |
ここで比べているのは、メーカーが公表している数値だけです。写りや操作感、レンズの選択肢、値段の動きは含みません。決めきれないときは、店頭で実機を握ってみてください。持ったときの感触とメニューの相性は、数値に出ません。
発売日と出典
- α7S III:2020年10月9日発売/Sony公式の製品情報(2026-09-20 確認)/特長のページ(2026-09-20 確認)
- α7 IV:2021年12月17日発売/Sony公式の製品情報(2026-09-20 確認)/特長のページ(2026-09-20 確認)